漁港や堤防が釣り禁止になっている原因

海釣り

 昨今全国的に堤防や漁港が釣り禁止になって行く傾向があります。特に関東地方では釣りができる堤防や港は少なくなりました。釣り禁止は徐々に増えていましたがコロナ禍でさらに加速。コロナが落ち着いてもその傾向は変わらず現在に至っています。なぜ堤防が釣り禁止になるかの考察を記載していきます。

釣り場のゴミ問題

釣り場のゴミ問題は釣り禁止になる原因になります。釣りで出たゴミや飲食したゴミ等を放置していってしまう釣り人の方も散見されます。釣り餌等が残ったゴミは臭いがしますし釣り針などが残っていれば拾った人がけがをすることもあります。ゴミが置いてあるとさらにゴミが置いて行かれるゴミがゴミを呼んでしまうような状況も存在します。

車の問題

 堤防や漁港は交通の便がよくなく車やバイク、自転車を利用して行くことが多いと思います。そこで問題になるのが駐車の問題です。港内で釣りをする際に港で仕事をする人に支障がでるような場所に駐車したり、路駐や私有地に無断で駐車してしまうことも問題です。

 加えて車で堤防に入り接触等により設備を破損したり漁師の方の漁具を踏んでしまったりしたことが発端となり関係者以外の車での堤防への進入が禁止となった事例もあるようです。車の進入禁止などの対策がされれば釣り禁止も時間の問題になるかもしれません。

事故の問題

 実際釣り場にいって地元の方から事故がきっかけで釣り禁止になった港の話がありました。釣りをしていた方が海に転落し亡くなる事故が起きその後すぐに釣り禁止の措置がとられたとのことでした。釣りやアウトドアでの事故は自己責任と一般的には思われますが港や堤防を管理している側の管理責任も問われるため事故があれば釣り禁止になる可能性は高いようです。

密漁の問題

 問題以前に法律に触れる行為ですが採ってはいけない物を採ってしまう密漁の対策として釣り禁止にしている漁港もあるようです。夜釣り禁止は密漁の対策を目的としていることがあるようです。

漁業権のかかっている魚介類は偶然釣れてもリリースするようにしましょう。採ってはいけない魚ではなくてもあまりにも小さい魚などは必要以上に採らないように。地域によっては特定の魚の稚魚を放流していたりします。

漁業関係者や港で仕事をする人とのトラブル

 漁業関係者とのトラブルを発端に釣り禁止になってしまう場所も少なくないようです。注意されたことに逆上したり、釣り船の航行に伴う釣り具の紛失の弁償を求めた結果釣り禁止となるなどです。

 以上釣り禁止になる原因を記載しました。今後釣り禁止になる場所が増えないよう気をつけていきたいところです。

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