以前の記事で書いた、釣り車として買った軽バン、スズキ「エブリィ」ですが、実は過走行車です。走行距離は現在183900キロです。購入時も走行距離は18万キロ代でした。正直購入時かなり迷いました。ただ、セカンドカーとして、ということもあり購入にふみきりました。自分は車に詳しいわけではないので車の寿命や値段の相場については、車を仕事にしているプロの方が説明している動画や情報もたくさんあるので完全に個人の主観として今後、過走行車の購入を検討している方向けとお考えください。
過走行車の定義
そもそも、何を持って過走行車と呼ぶかについては明確な定義はわかりません。ですが個人的には10万キロを超えると結構走っているなという印象を受けます。もちろん最近の車は10万キロ程度ではすぐに壊れる訳ではないということは理解しています。代車で借りたコンパクトカーが30万キロ弱走って得いたこともありました。程度がよく金額が安ければお買い得かもしれません。ただ15万キロを超えると個人的には購入の選択肢からは完全に外れます。これは、「10万キロが節目」とどこからともなく聞いた情報がすりこまれているのが原因の一つだと思います。加えて自分や家族が今まで所有した車で10万キロ走行するまで所有した車がないことも原因かもしれません。比較的レジャー（釣り）に行くことが多いですがそれでも年間1万キロ程度が自分の年間走行距離であり、10万キロに到達するまでに10年かかる計算になります。中古車を複数台乗り継いで来ましたがそこまで長い期間所有した車はありませんでした。
自分は仕事でも社用車を運転する機会があるのですが社用車でも10万キロ前後で車を入れ替えていました。そのような経験からも18万キロ越えは自分のなかでは過走行車と呼べる部類と判断しました。
車を購入時に重視すること
自分が車を買う時に重視することはとにかく「壊れないこと」です。今まで所有してきた車はすべて中古車でしたがすべての車でこだわったことです。ただし何を持って壊れるリスクを減らすかというとやはり車のプロではないので走行距離や記録があるかと外観や中の見た目から大事にされていたかどうかを推測するくらいしかなかったとおもいます。特に外観等はきれいにしようとすればできるので参考程度にしかならなかったかもしれません。そして購入先はディーラー系の中古店で購入していました。安さを重視するともっと安いお店もありましたが、保証がしっかりしている印象がありディーラー系の中古車店で購入しました。
18万キロ代の軽自動車を購入すること
自分の経験や車に対する考え方からもこの買い物はかなりギャンブル的な買い物でした。購入に踏み切ったのはセカンドカーであることと、友人の仲介の車であったことが理由です。購入した車はターボ付きのエブリィで、この車は故障し修理歴がありました。というより、修理を条件に購入しました。このことからもし同じターボ付きの車を10万キロ代で購入していたらタイミング悪く故障に合っていたのかもしれません。壊れやすい部分や一定の期間で更新を必要とするような消耗品の購入直前の修理や交換があれば安心の材料にはなるかと思います。修理や交換してあったとしてもそれから時間が経過していたり距離が走っていれば安心といはなりません。
購入した結果気になることもありました。運転席のシートはへたっていて破れもありました。運転席については乗らずに運転することはないので、交換等がされていない限り走行距離分のへたりがあることはやむを得ません。対して後部座席は比較的きれいでした。これは仲介の友人に聞く限り荷物を運ぶ用途で使われていた車両のため、後部座席に人が座ることがほとんどなかったのでは、とのことでした。そして運転席のドアのヒンジが緩いこともありましたが、こちらも運転席のシートと同じ理屈で開けずに乗ることはあり得ないので開閉の回数が多くなるためと思われます。そして、この一年間でもちょっとした故障はいくつかありました。一つはターボのホースに亀裂が入り息継ぎのような症状がでたこともう一つはハンドルが戻るとき少し引っかかるような感じが出ました。どちらも修理工場で簡単な修理で改善することができましたので、運がよかったのだと思います。自分が今まで購入した車の中では故障は一番多い形です。
過走行車の購入を検討している方へ
自分が一年所有した経験から過走行車の購入を考えている方には慎重に考えての購入をおすすめします。過走行車を仕事や通勤などで使うとすると不安がつきまといます。もちろん車に詳しく何があっても修理や診断ができるようなプロの方にはあてはまりません。セカンドカーや遊び用の車としてであればいいかもしれません。きれい好きな方にもおすすめとはいえません。よほど丁寧に使用された車でない限り、運転席周りは走行距離なりの痛みや使用感がでます。消耗品の交換歴や修理の履歴がないものもおすすめできません。車では消耗品が必ずあり、それが全く交換されないままの状態であれば買ってから立て続けに交換が必要になり出費が出ることになります。消耗品だけならまだしも致命的な部品の故障であれば購入金額以上のお金がかかることもあります。
結論からいえば走行距離の多い車の購入はギャンブル的な要素が強く不確実な部分があるためそれをカバーできるだけの知識がない限り避けたほうが無難です。車体の金額がやすくても後に修理等が必要となればかえって割高になる可能性も多いにあります。購入資金を多めにとって走行の少ない確実性のある車の方が結果的に割安になるかもしれません。
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