アウトドア、自分の場合は釣りですが、海辺でデイキャンプ的なことをすることもあり、ふと防災について考えることがあります。関東方では首都直下型地震が起きることが想定されていまし、南海トラフ地震も高確率で起きるとされています。台風や大雪、記録的な高温など気象に関する災害も考えられそれに付随した洪水や土砂崩れ、津波、水不足など考えればきりがありません。そのような中で自分がアウトドアをしながら被災した際を想定した課題や対策を考えました。
暑さと寒さ
冬は寒く、夏は暑いですが快適に過ごすため日頃は電気に頼っています。アウトドアで電源を持っていなければ電気が止まった時に近い状況になると思います。寒さについては厚着をすることである程度防ぐことができます。真冬に釣りに行くと寒さとの戦いになります。風が吹いて入ればなおさらで、風を通さないで暖かい服装をすることが重要です。加えて大事なのは足下です。どんなに着込んでもスニーカーに靴下程度では底冷えします。足下を暖めることが重要です。そして風の有無で体感も大分変わります。また風にさらされていると体力も奪われます。風を遮れる物があるだけで寒さが少し軽減します。
暑さについても対策が必要です。一番重要なのは熱中症対策になると思います。炎天下の屋外はもちろん屋内でも熱中症になることがあります。近年の夏は猛暑で関東地方ではエアコンのない生活はかなり過酷です。夏や気温の高い時期はアウトドアやスポーツなどで熱中症になることがよくあります。この対策はこまめな水分(適度な塩分も)補給と休憩につきると思います。
真夏に釣りに行くと涼しい時間でなければかなり厳しい環境になります。水分の確保は災害時の課題になります。
電気
アウトドアの際ポータブルの電源を持って行く方もいるかと思います。日帰り程度であれば車の電源からスマートフォンの充電等ができるかと思います。災害時には電力としての電気と灯りとしての電気も重要になります。日頃からモバイルバッテリー等を持っていれば停電してもスマートフォンやUSB電源から引ける物であれば使うことができるとおもいます。そして灯りとしての電気も必要です。夜の海や山に行かれる方ならわかると思いますが街灯などがないところは真っ暗闇です。灯りがあれば照らすこともでき、気持ちとしてもすこし安心することができると思います。懐中電灯やライトはいざというときのことも考えて持っているといいと思います。ライターやマッチ、ろうそくも灯りがないときは役に立つと思います。ただし火災には注意が必要でず。
水分と食料
釣りをしていてもいざとなったとき食料はどうなるのかを考えることがあります。登山をされる方はちょっとした食べ物を持って行くことはあるのでしょうか。私は釣りに行くときは食べ物と飲料は必ず用意していきます。特に近くにお店がなかったり自動販売機がないことはよくあります。そしてこれは経験したことがあるのですが、釣りに行く道中です。高速道路を使って事故の渋滞に巻き込まれると何時間も動けず車にいなければいけない状況がありました。こんな時も食料や飲料があると少し気持ちに余裕ができます。災害時には食料や水分の確保をどうするかは想定しておいたほうがいいかもしれません。数日分の備蓄などが大切です。自分は水で作ることができるお米を備蓄しています。
トイレとプライバシー
トイレとプライバシーの問題は考えておくべきだと思います。アウトドアではトイレの問題がネックになることが多いです。釣りの場合トイレが近くにあるかどうかは重要なポイントです。ないからといって漁港やとトイレ出ないところで排泄するのは論外ですがいざ災害が起きた時はどうなるのでしょうか。特に女性では大きな問題だと思います。
次にプライバシーの問題です。東日本の震災時は避難所に身を寄せた方もいらっしゃったかと思いますがその中でもプライバシーの確保はストレスの軽減のためにも重要だったと思います。私はその経験はしていませんが、極限の状況でもやはり見ず知らずの人たちの中で何日も過ごすのはストレスフルな環境だと思います。車の中など囲まれて環境があればよいですがなければ周囲を囲まれた個室のような環境が作り出せればと思いますが、テントなどがないと厳しいかもしれません。
釣りをする人
海釣りをする方は特に頭の隅においておいたほうがいいのが「津波」です。釣りをしている時に津波が来たら、もしくは津波が起こるかもしれない地震を感じた場合にどのように行動するかを考えておく必要があります。なるべく近くの避難場所や高い建物に避難する想定をしておくといいとおもいます。建物がない場合は高台を目指して逃げるルートを確認しておくといいと思います。
川釣りの場合は突然の増水注意してください。近年はゲリラ豪雨などもあり、自分のいる場所が雨がふっていなくても上流で大雨が降ると急に河川が増水することがあるかもしれません。
川、海共通なのは落雷です。釣り竿に落雷などは大変危険です。雷が鳴ったら注意が必要です。釣りはやはり気象に注意しましょう。
その他
アウトドア系の趣味は「わざわざ大変なことをしに行くこと」と興味のない人から言われることがあります。事実キャンプや登山、釣りにしてもその要素はあるかもしれません。ただ自然の中で行うことは災害時の役に立つこともあると思います。一番は災害が起こらないことですが避けて通れないことでもあるので趣味を通して考えるのもいいのではと思います。
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