
堤防釣りの未来は個人的にかなり厳しいと考えています。自分が釣りを始めた20年ちょっとの間に堤防や漁港はびっくりするほど釣りができなくなりました。20年ほど前の釣り場ガイドなど、地図と釣れる魚の書いてある本などを見ると今とは比較にならないほどいろいろな場所が紹介されていました。しかし近年はどんどん釣りができる場所は減少しています。
釣り禁止の理由
釣り禁止になる理由は以前書いた記事がありますので興味がある方は読んでみてください。自分としては昔は釣り人のマナーがよかったか、といわれれば、そんなこともないと思います。また釣り場に関しても禁止ではない「黙認」のようなグレーな状態だった場所もあると思います。
近年、コロナやマナーの問題がきっかけで世の中的に漁港や堤防が釣り禁止になり始め、グレーだった場所は白黒はっきりする必要があり、禁止となってきたのだと思います。
釣り公園や釣りができる場所
有料で管理されている釣り公園や釣りが許可されている場所もありますが、そういった場所でも安心はできません。今まで釣りができた場所ができなくなった影響でいろいろな人が釣りができる場所に集中するようになりました。いい悪いの問題ではなく人が増えれば一定数ルールを守らない人が出てくるのが現実です。有料でお金を払っているからといってマナーを守らなくていいわけでもないですし、今釣りが許可されている場所でもルール違反が増えれば風あたりは厳しくなります。最悪釣り禁止となることもなくはないと思います。
釣り場の紹介はしない
自分の場合、釣り場の紹介は基本的にしない方針です。ですが、特別秘密のポイントがあるわけでもなく、ほとんどがメジャーな場所で行っています。釣りのブログやYouTubeで配信を行っている方も見る人が見ればわかる場所でもあえて場所の所在地や釣行場所を公開していない場合も多いです。単に活動や取材の問題から公開していない場合もありますが、ネットで発信をすると思わぬ影響が出ることも多く、トラブルの増加を懸念している場合があります。自分の中では通い慣れたポイントであっても知らない人からすれば目からウロコな情報であり、ひっそりと通っていた場所に人が大挙して押し寄せて場所を荒らしてしまうこともあります。自分の個人的な発信で意図せず他の方に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。そのような理由からも私は基本的に場所は記載しません。
釣り具店の扱い
堤防釣り禁止が多くなり、釣り具店の堤防釣りコーナーも縮小してきている印象です。 需要が少なくなれば当然のことかと思います。今後もコーナーは残ると思いますが、仕掛けや道具のラインナップは増えないと思います。個人的にはすごく寂しい気持ちになります。
今後の見通し
今後も釣り禁止場所は増えて行くと思います。自分も釣り禁止にならないよう釣行の際のルールやマナーには気をつけていきます。そして地方の釣り場にいった際は、地域のお店などで買い物をしたりお土産を買うなど地元のお店を利用させてもらうことを意識しています。これは釣り人はただ釣りにきて帰るのではなく、観光客同様、地方にきて地方の経済に貢献というと大げさですが、地方に少しでも協力できる存在であることを認識してもらえると個人的に思ってのことです。一限の観光客の方と比べてリピーターになることも多いと思います。海や川は貴重な観光資源であり、アウトドアや釣りを趣味としている人からすればとても魅力的なものだと思います。個人的には両方にとっていい形で共存していけることを願っています。
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