多摩川は怖いところと思われている方がいるようです。物騒なニュースでも多摩川が現場になることがあり最近もありました。そのため多摩川は汚くて怖いイメージを持たれている方もいるかと思います。実際怖い部分があることは間違いないです。
多摩川の怖いところ
多摩川が怖いのは水が流れている部分すべてです。川幅がものすごく広い訳ではなく上流や中流なら場所を選べば渡れそうなところもあるくらいです。しかし、多摩川は水の事故がとても多いです。東京や神奈川の身近な川であるからこそ、軽い気持ちで川で遊んだりして溺れてしまう事故が多いです。多摩川が近くにある小学校などでは絶対に子供だけで多摩川で遊ばないようにとの注意が夏休み前などにされていたと思います。都会に近い川であっても自然の川は危険な場所であることは事実です。
多摩川はよく事件が起こるイメージを持っている人もいます。これには要因があると思います。多摩川流域は夜は暗いです。都会を流れている川ですが夜になると多摩川の河川敷は暗くなります。多摩川沿いは民家や駅、幹線道路、場所によってはすぐ横に高いマンションまであるところもあります。決して人目が少ない訳ではありません。多摩川の川沿いを走っている道路もそれなりに交通量があります。ただし、多摩川の土手が目隠しとなたり、護岸が道路より低い位置になるので河川敷はあまり見えないところも多いです。川には街灯がないので見えにくいです。また草や木が茂っていてたり橋の下などは物陰になっていて人目につきにくいという点もあります。加えて多摩川の土手は自転車やランニングをする人が多いので深夜や早朝に人が歩いていてもさほど不思議ではないので目立たないということもあるかもしれません。そのような場所が事件などが起こり易い環境になるのかもしれません。
次に多摩川の成り立ちです。多摩川には対岸で同じ地名がある場所が多くあります。例えば世田谷区に「等々力」という地名があり、川崎にも「等々力」があります。これは昔は同じ地域だったのにも関わらず多摩川が分断してしまったことによります。今でこそ多摩川はコントロールされた川ですが、昔は氾濫することも多かったようです。歴史的に見ると川の流れている位置も変化しています。そのような意味では現代になるまでは多摩川は水害的な視点からも怖い川だったといえます。
基本的に多摩川は怖いところではない
先に多摩川の怖い部分を書いてしまいましたが、源流から海まですべてを一概にはいえませんが都会の川としては自然が残っていて良いところです。河川敷にはたくさんのグランドがあり、休日はサッカーや野球の練習や試合がいたるところでおこなわれています。緑地になっているので遊びに来るひとも多いです。ランニングやサイクリング、釣りなどのスポットとしても人気もあり、人が集まります。とても気持ちの良いところです。
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