多摩川の魚は食べられるのか

川釣り

答えは、食べられます。ただし、いろいろな注意点がありますので以下に記載していきます。

おいしい魚

多摩川の上流部に関しては水が綺麗なこともあり、ヤマメやニジマスなどが食べられる魚です。これらは多摩川の魚の中でもおいしい魚です。ただしどちらも放流されています。特にニジマスは在来魚ではないので放流された魚になります。

中流部の魚

中流の魚に関してです。中流部では、コイ、フナ、オイカワ、カワムツ、アブラハヤ、ウグイ、クチボソ、ニゴイ、ナマズなどなどが代表される魚ではないでしょうか。もちろんこれ以外にも在来種、外来種含めたくさんの種類の魚がいます。これらも食べられる魚になります。

しかし、食べられることとおいしいかは全く別の問題になります。 基本的に中流部にいるコイ科の魚は、食味としてはおいしい物もいるかもしれませんが、川魚特有の臭みがある物が多くあまりメジャーな食材ではありません。 上流部のおいしい魚は、サケ科の魚なのでそもそも科が違っています。 そして川魚はとれた場所の影響を大きく受けます。 以前の記事でも書きましたが多摩川は以前に比べて綺麗になりましたが、やはり河原に行くとほんのりと洗剤のような独特な臭いがします。 中流部などの魚はこういった影響も受ける可能性があります。多摩川がきれいかどうかは過去記事で記載していますので参考にしてください。

説明が逸れてしまいましたが中流部の魚も食べることは可能です。ただし、水質ともともとの魚自体の味などを考えれば進んで食べるような物ではありません。中流部といっても範囲も広く比較的上流部に近いところであれば水質も良いかもしれませんが、下流に近く流れのないところなどは水質も落ちることも考えると食べる場合には釣れた場所の環境で判断するのがいいかもしれません。

下流部の魚

中流の魚と重複するものもいますが、下流部は汽水の魚も含めると、スズキやボラ、ハゼなどが挙げられます。こちらも食べることは可能です。ただし、下流域は水質が良いとは思えません。こちらもすすんで食べるような物でありません。

その他の魚介類

多摩川には海に下って川に戻るような鮎やマルタウグイなどもいます。食用にするものとしてテナガエビやシジミ、アサリなどの貝類もいます。

魚の味

以前多摩川河口付近の海で釣ったハゼなどを食べたことがありますがやはり、どことなく多摩川の風味があました。同じ魚でも水が綺麗な場所でとれたものと比べると、どことなく香る多摩川風味の影響で味が劣る印象がありました。多摩川や多摩川河口の魚は個体差があり、こういった臭みや臭いがする物とあまり気にならない物で個体差があります。あたりはずれがあるということです。そしておそらくはずれの方が圧倒的に多いです。

多摩川の魚を食べようと考えたとき

興味として食べて見たいと思うかもしれませんが、基本的には食べないほうが良いと思います。中流から下流域の魚に関してはたべられないことはないけど、食べて、モヤモヤした気持ちになる可能性が高いからです。もちろん上流部は別で水が綺麗なところは除きます。そもそも、川魚は海の魚に比べ味の面では臭みなどの問題で劣ってしまう部分があると思います。それに加えて多摩川産という条件が加わると味は期待しないほうがいいです。食べる場合は自己責任のうえよくとれた場所や状況ととれた魚をみて判断することが重要です。

多摩川は自分としては愛着のある川ですが、やはり人口の多い地域を流れいて、下水を浄化して流している(もちろん水再生センター等で綺麗に処理されていますが)川の魚を食べることに関してまだまだ課題があるのではと思います。

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